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売春島1981(2) [大洋図書] [ティーセット]

売春島1981(2)[大洋図書]


金風呂タロウ
2023年12月22日

東京の極貧母子家庭で育つ主人公は父の顔を知らない。父は「お前が生まれてすぐに事故で死んだ」と母に聞かされていた。だが偶然、主人公は父が最近まで生きていたこと、そして、「ワタカノジマ」という島に住んでいたことを知る。自らの悲惨な境遇をうんだ父を恨んだ主人公は、父の実像を追うため「ワタカノジマ」を調べ、売春の島として都市伝説的に語られる場所だと知る。「痕跡」を求めて「ワタカノジマ」に渡ると、そこは売春の面影が消えたつまらない観光地だった。だが島の老人にかつての話を聞いていくうちに徐々に「売春島」の過去が見えはじめ、あることをきっかけに売春全盛期であった1981年にタイムトラベルする。歓楽街特有に華やかさは表向きで、裏では父が暴君のように君臨し、中学生の少女が売春させられ、売られた外国人女性がシャブにハマり無残に殺される世界。地獄を目の当たりにした主人公は父を超える(殺す)ことを決意し、島の闇に飛び込み成り上がっていく。






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